産科

妊婦健診

妊娠の診断後、赤ちゃんの大きさ(頭からお尻までの長さ)が2～3cmになったら妊娠週数と分娩予定日を決定して母子手帳を取得していただきます。
この後、妊娠22週までは4週に1回、その後36週までは2週に1回、10か月に入ると週に1回の健診となります。
健診では4D超音波診断装置も使用して立体感あふれる赤ちゃんの顔と対面することができます。

新生児健診

入院中の新生児は毎日医師が診察し心臓の雑音や手足、腹部に異常がないかなどを確認します。

臍帯血ガス分析

分娩直後に臍帯より採血を行いpHの測定を行います。

黄疸検査

生後4～5日目に血中のビリルビンという物質の測定を行います。（黄染がそれ以前より認められる赤ちゃんには更に早期より行います）
測定値が基準値より高値の場合は光線療法という治療を行います。

新生児聴力検査

生まれつき聴覚に異常のある赤ちゃんも早期に発見し、早期より適切な処置を行うと聴覚のハンデを最小限にすることができます。
すべての赤ちゃんに聴覚検査を行い、聴覚異常の疑いのある場合は大学病院の耳鼻科等へ紹介します。

新生児マススクリーニング検査（先天性代謝異常）

生まれつきに代謝異常と呼ばれる疾患をもった赤ちゃんが、それらを早期に発見することで発症の予防や、障害を防ぐことができます。
先天性甲状腺機能低下症、先天性副腎過形成およびアミノ酸、糖、有機酸、脂肪酸等の代謝異常疾患の検査を、赤ちゃんの足底から採血して行います。
なお令和4年からはオプショナルスクリーニングとして5疾患が有料検査として加わりました。

母乳外来

出産後の乳房のトラブルはつきものです。こうした心配に対して助産師による母乳外来を行っています。

婦人科

婦人科一般外来

よくある婦人科的な症状(月経痛、月経不順、腹痛、腰痛、おりものの異常、痒み)についての診察。

婦人科がん検診

子宮頸がん検診、子宮体がん検診、卵巣がん検診、乳がん検診を行っています。
子宮頸がん、子宮体がん検診はそれぞれ子宮の入り口、奥から細胞を採取して行います。
卵巣がんは経腟超音波で行い、同時に子宮筋腫や子宮内膜症の有無等も診断します。
乳がん検診は触診と超音波診断を行います。（当院ではマンモグラフィー検査は行っていません）
諫早市に住民票がある方は子宮がんは2年に1回（20歳以上）、乳がんは1年に1回、マンモグラフィーは2年に1回（30歳以上）下記の料金で受診できます。

婦人科がんは早期発見、早期治療により完治が期待できます。1年に1回、少なくとも2年に1回は検診を受けていただきたいと思います。

更年期症状

更年期とは閉経前後のおおむね45歳から55歳頃の期間で、女性ホルモンの低下により、のぼせ、ほてり、発汗、動悸、めまい、イライラ、抑うつ、不眠、冷え、頭痛などの様々な症状が出現します。
治療には、漢方療法、ホルモン補充療法、対症療法（睡眠導入剤や抗うつ剤）に加えて公認心理師・臨床心理士による心理面談も行っています。

思春期外来

体重の急激な変化やストレスによる無月経や月経不順、日常生活に支障をきたすほどの月経時の痛みや思春期特有の悩みについての相談。

不妊相談

妊娠を望むカップルが1年間以上、避妊をせずに性生活を行っても妊娠しない場合を不妊症といいます。
当院では、問診、超音波検査」、基礎体温、血液検査などのスクリーニング検査を行い、排卵誘発治療や、タイミングの指導をしています。
人工授精や体外受精などの専門性の高い生殖医療が必要な方は生殖医療専門の施設にご紹介しています。

月経困難症

月経痛などのため日常生活に支障をきたす状態があります。
月経痛の原因には子宮筋腫や子宮内膜症が隠れている器質性月経困難症と、超音波検査等でそれらの所見がみられない機能性月経困難症があります。
治療は鎮痛薬や鎮痙薬を用いた対症療法、漢方療法、ホルモン療法があります。

性感染症

最近、若い女性において性行為感染症とくにクラミジアの感染が増加しています。
当院ではほかに淋病、梅毒、ヘルペス、トリコモナス、HIV（エイズ）、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、カンジダなどの検査を行っています。

避妊相談

年齢やライフスタイルに合わせて、当院では避妊用ピルと子宮内避妊器具（避妊リング）の2方法を行っています。
ピルは排卵を抑制することで避妊効果をもたらします。
また、避妊をおこなわずに性交を行ったり、コンドームが破れたりして、妊娠が心配な場合は緊急避妊ピルの処方も行っています。
（ただし性交後72時間以内の内服が必要です）避妊リングは当院ではFD-1とミレーナを使用しています。
ミレーナは過多月経や、月経困難症の改善にも有効です。

骨粗鬆症検診

骨の内部がスカスカになって簡単に骨折してしまう病気が骨粗鬆症です。
得意に閉経後の女性ホルモンの急激な減少は、その大きな原因となります。
当院では簡単に計測できる超音波法を使用しています。早期に発見し予防しましょう。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんはヒトパピローマウイルス（HPV）が原因でおこる疾患で、主な感染経路は性交渉によるとされています。
ワクチンを接種することにより予防することのできる数少ないがんの一つです。
子宮頸がんワクチンは公費接種の対象となっており小学校6年生から高校1年生までの女性は無料でワクチンの接種を受けることができます。
(2価のサーバリックス、4価のガーダシルに加えて、令和5年4月からは9価のシルガード9も定期接種の対象となりました）
ワクチンは3回の接種が必要で初回接種から2か月後、6か月後の接種となります。

令和4年4月から令和7年3月までの3年間はキャッチアップ接種として平成9年4月2日から平成18年4月1日生まれの女性で過去にHPVワクチンを受けていない方も無料で接種が可能です。

医院概要

診療時間　※診療時間終了の15分前(初診30分前)までに受付をしてください。

午後休診・休診日

アクセスマップ

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